有明海の幸を楽しむ


suc4-a03・・・  2003/12/30

突然に思いついて、出かけてきました。
九州には、有明海という有名な干潟があります。
ムツゴロウやワラスボ、イソギンチャクなど、干潟の旨いもの
が沢山捕れる豊かな海です。

今日は、この海で捕れるカキとワタリガニを味わって来ました。
その場所をお教えします。勿論、感想も・・

長崎自動車道の武雄北方インターで自動車道を降り、そこから
国道34号線を武雄方向に約1km、一つ目の信号を左折して県
道498号線を塩田町に向かって走ります。約14kmで塩田町
を抜けて県道207号線にぶつかるT字路となります。ここを
右折して207号線を15kmほど走るとJR長崎本線多良駅に
到着します。インターを下りて、約29km程です。
気持ち良い海岸線のドライブが楽しめます。

海が見えるあたりから焼きガキの立て札や色とりどりの旗が目
に付く様になります。どこも似たりよったりと思うのですが、
私は多良駅まで走って、お客さんの入っている様子や、お目当
てのワタリガニを食べさせてくれるところを探しました。

その中のお客さんの多い一軒を覗いてみましたが、カキしかな
かったので覗くだけとなりました。

少し戻ると、海沿いにコンビニふうの店があって、駐車場の奥
にカキ焼きの炉が見えました。カニの看板もあるのでここに寄
ってみました。
お店の人にカニとカキが味わえることをたずねると、コンビニ
ふうの店内でカキとカニを買い求め、それにマキ代を払って焼
くのだそうです。
なかなか面白いシステム?に感心して、ここで味わう事にしま
した。

早速店内で立派な子持ちのワタリガニを2杯とカキを一バケツ
買い込んでマキ代と込みで約5000円。カキはマキ代込みで
一バケツ1500円。二バケツ目からは1000円だそうです。
道端の看板には800円とありましたが、量の比較が出来ませ
んので、安いのか高いのかわかりません。
となる。






カキはそのままマキの燃える炉の上で焼き、貸してくれた軍手
とカキはさみで格闘します。

ポン酢ふうのたれを少したらすとまた美味。
勿論、そのままでも塩味がちょうど良く美味。どちらにせよ、
丸まると太ったあつあつのカキが旨くない筈はありません。
ふうふう吹きながら大満足でした。





ワタリガニはアルミホイルに厚く巻かれて網にのせられます。
15分か20分ほどで焼き上がります。
カキを楽しんでいる間に程良く焼き上がるのです。

カキを楽しんで、今度はカニ。・・すごい贅沢です。
大きな期待でアルミホイルを開くと、程良く焼けて真っ赤にな
ったワタリガニの甲羅がうまそうに見えました。早速甲羅を剥
がすと、赤いたまごが甲羅の裏一杯にありました。

熱いのを我慢しながら、こいつを左手に抱えて、箸でたまごを
ほじくって口にかき込みます。うまい。・・・

味わう時間すら勿体ないうまさです。はじめてではないが、こ
の雰囲気も旨さに一役かっているのでしょうね。勿論、足の付
け根の身もかぶりついていただきます。
アッという間に一杯のカニが腹の中に消えていきました。

残るは大いなる満足感とたき火の炎に焼けた顔の火照りと暑さ
に耐えて欲求を満たす手助けをした両手の指先の痛みでした。

それにしてもうまかった。往復の時間と自動車道の通行料金と
比較しても有り余る満足感でした。

皆さんにお勧めできるグルメ旅・・・かな?
ちょっとご注意・・・マキの煙で燻されます。
一張羅は避けた方が良いと思います。・・・薫製の臭いが今も
残っています。